2025/5/20 ▶お知らせ
保育中の事故を受けて、再発防止のために見直したこと
高槻市の企業主導型保育園、きっずべーす保育園です。
5月初旬、年間行事の一つ、こいのぼりフェスタに出かけました。
その際、0歳児クラスで口に異物が入るという事態がありました。幸いにも大きな事故には至りませんでしたが、職員一同、この件を深く受け止め、見直しと話し合いを行いました。今回はその出来事についてお伝えさせてください。
【1. 起こったこと】
●公園に到着してすぐ、おやつと水分補給のため、レジャーシートを敷き休憩をしました。その際、0歳児さんの一人がレジャーシートから上半身をはみ出してしまい、すぐに抱き起こしたものの、口元に砂がついていたため拭きとりました。
●念のため口腔内を確認したところ、喉元に茶色い塊を確認。砂の塊か石かは分かりませんでした。
●保育者が口元を拭き、背部叩打法で対処したものの口からは何も出ず、すぐに病院を受診。医師からは「経過観察」との診断を受けました。
●保護者の方には当日すぐに連絡を入れ経緯を説明しました。その後も便に石が出てなかったことや、再受診も問題がなかったと、ご連絡をいただいています。
【2. なぜ起こったのか?園内での話し合い】
事故当日、職員全体で事実を共有し、客観的な視点で「なぜこの事故が起きたのか?」原因の整理を行いました。
主にあがった原因:
●大きなレジャーシートを忘れ、小さいものを代用してしまったこと。公園でずりばいなどをする子もいるため、物理的な大きさが必要だった。
●近くにいた保育者3名とも、他のお子さまにお茶を渡すタイミングで目を離してしまっていたこと。
【3. 再発防止のために】
同じことを二度と繰り返さないために、以下の再発防止策を全員で確認しました。
・事故報告書の作成と全職員への共有
・レジャーシートの準備は常に大サイズを基本とする
・見守り体制の声掛けルール徹底、目を離すときは必ず誰かに伝える
・毎日のミーティングで、事例と気づきの共有を継続
・緊急時の対応手順を再確認し、誰でもすぐに冷静に対応できるようにする
【4. 最後に:安全な保育のために】
園での生活は、どんなに注意していても思いがけないことが起こることもあります。だからこそ、起きた出来事を見過ごさず、全員で立ち止まり、見直し、冷静に対応していく事が大切だと痛感しました。
今回の出来事でご心配をおかけしました保護者さまには、改めて深くお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。
当日の突然の連絡にもかかわらず、落ち着いてご対応いただき、こちらの報告にも丁寧に耳を傾けてくださったことに心から感謝しております。
私たちは、子どもたちの命と日常をお預かりする責任の重さを、改めて深く受け止めています。
今回の出来事を教訓とし、今後も一人ひとりの子どもたちが安心して過ごせる環境づくりに、全力で取り組んでまいります。